【質問】23歳・男性
真也さん!こんばんは!23歳の大学生です。昨日彼女に振られてすごく悲しいです。交際歴は1年くらいでした。振られた原因は、僕のせいだと思っています。その理由は、僕が別の女の子とヤってしまったことです。その時、初めて彼女にめちゃくちゃ怒られて泣かれてすごく反省し罪悪感でいっぱいでした。彼女は、こんな未熟な僕をしっかってくれたりして、とても良い子だと思います。すごくこの1年で色々学びも楽しいことや悲しいことも沢山ありました。もうヨリが戻ることはないと思いますし、前を向かないといけないのは分かっているのですが、今はただただ悲しいです。こんな女々しい僕に何かアドバイスや喝を入れてくれたら嬉しいです。
【回答】
ご質問ありがとうございます。回答が遅くなって申し訳ありません。
質問箱をしていると本当に人の悩みというのは共通で、僕らの魂は同源同一のものなのだと実感します。今回も「お前は俺か!?」って言いたくなるぐらい、僕も全く同じような経験があります。だから質問者さんの心の痛みはよくわかりますし、本当に心から同情申し上げます。
誰でも若い時にはエゴまみれなのが普通です。僕もあなたと同じ歳の頃は完全にそうでした。僕は「みんな(程度の差こそあれ)同じだよ」とあなたに心から同情して元気づけたいのであり、偉そうに上から目線で喝を入れる(叱る?)ようなことをするつもりは毛頭ありません(ハゲなだけに)。だからどうか今回の失恋を自分だけのことのように思い悩まないで下さいね。大事な人からの愛を失えば落ち込むのは自然なことであって、それで落ち込まない方が問題であり、僕は女々しいなどとは全く思いません。逆に別れても全然落ち込まず「これ幸い」と女遊びをしまくるような人ではどうしようもないですからね。あなたが今感じているその痛みこそあなたが元来愛情深い人間であることの証しなのです。
この質問箱を客観的に見ている読者様(特に女性)は「自業自得だ」とあなたを責めたくなっているかも知れませんが、僕は決してそのようにあなたを責めたりはしません。他人に相談できずに孤独に苦しむ人というのは、自業自得だと思っているからこそ他人に相談できないのであり、そういう人たちを救いに導けなければ世界(全霊魂)は救いに導けません。
あなたが浮気して彼女を傷つけ、別れられて自分自身を傷つけてしまったのも、あなたの魂成長にとって必要な経験だったのであり、僕らはそのようにして「愛とは何か?」を人生経験によってより深く学んでいるのです。ネガティブな経験と感情も、幸せを感じるためには必要なことですから、逃げたり胡麻化したりせず、正面から感じ切って下さい。それも大事な人生の味なのです。別れがそんなにも痛いと感じるほど誰かと愛し合えたことはとても貴重な財産だと思います。
きっと心の痛みは時間が解決してくれることでしょう。しかし時間が問題(課題)そのものを勝手に解決してくれるわけではありません。人生の全ての問題は全て創造主から与えられた成長課題なのですから、きちんと正面から向き合って乗り越えない限り同じ失敗を繰り返すばかりでいつまでも幸せにはなれないのです。
課題というのは何が問われているのかを正確に把握できなければ解決しようがありませんから、大変僭越ながらあなたが正確に課題を把握して解決できるようにお手伝いさせていただきたいと思います。それが幸せ(成長・悟り)に導くということですから。
我々は愛を知るために生まれて来ているのですから、人生の問題は全て「愛の不足」が原因であり、逆に言えば全ての問題の解決策は「愛」なのです。
誤解している人が非常に多いのですが、何があっても(失恋しても)痛みや悲しみや怒りなどの感情を感じず(心の針が振れず)平然としていられるようになることが悟りではありません。「無執着」というのが傍から見ればそのように見えてしまうのでしょうけどもね。
僕らは経験を通じて実感を伴って悟る(成長する)ために生まれてきたのであり、それこそが人間の存在意義なのです。創造主というのは全知全能であり、真理など全部最初から知っているのであって、そのままでは経験ができないからこそ、創造主はわざと人間を無明(愚か)に創り、その人間に自らの意識を分離して宿し、創造主としての記憶を無明の闇に隠し、人間を通して成長経験を積んでいるのです。だから人間は経験・実感もなく頭だけで悟れるようには創られていないのです。
恋愛・人間関係の問題も全て自他への愛情不足(成長不足)が原因なのであり、それによって起きるネガティブな出来事と感情は、経験と実感を通じて成長課題を覚らせてくれているのです。それなのに精神薬や酒・ドラッグや瞑想などで負の感情を誤魔化して逃げたり我慢して無理に抑え込もうとしたりすることは実感・成長の拒否なのであり、悟りのベクトルとは逆行しているのであって、不幸に導かれるのが必然なのです。そのように負の感情だけを無理やり抑え込もうとすると、感情が鈍くなって「経験を通じて実感を伴って悟る(成長する)」ということが困難になってしまい、人生が無感動で空虚で不幸なものになってしまいます。だからどうかネガティブな経験・感情から逃げようとせずに、しっかり感じきって成長を目指して下さいね。それ以外に幸せになる方法はないのですから。
決して自分を責めて自尊心を下げないで下げないで下さいね。あなたを浮気願望があるように創ったのも、あなたを気に入る浮気相手を創ったのも、浮気する機会を創ったのも、それによって傷ついて別れを決意してしまうように彼女を創ったのも、全て創造主なのです。そして人生はRPGであり、答えはいつでも「誰も何も悪くないけど、自分が何とかするしかない」です。すべては自分の成長課題なのですから。
男女というのは成長課題としてデフォルトですれ違うように創られているのです。もし男女がデフォルトで何の問題も生じず何の努力もなく死ぬまで愛し合えるように創られていたら、成長要素がなくなってしまうでしょう。だから男女が良好な関係性を維持するにはお互いのたゆまぬ成長努力が不可欠なように創られているのです。そのあたりがわかっていない人は、結婚をゴール(安泰)のように考えて成長努力を怠り、恋愛初期のラブラブ状態をデフォルト(基準)として考え、どちらかの(あるいはお互いの)恋愛感情が冷めたら関係性がすぐに破綻してしまうのでしょう。まるで自分の愛情に見返りを求めるように、義務のように愛情を強要して逆効果になるのですね。愛は無償で自由でなければならないものであり、相手の愛情を見返りのように求めて自分の愛情を押し売りして相手を束縛すれば(それは愛ではなくエゴ)、逆効果になるのが必然なのです。
「離婚について」に書いた通り、全ては自分に与えられた成長課題なのに、問題を全部相手のせいにするのは成長拒否・主人公意識の拒否であり、魂成長のためにあるRPGにおいて不幸に導かれるのは必然なのです。実際、離婚する人はほぼ確実に相手側を変えようとしてうまくいかず、離婚原因が相手側にあると考えて被害者意識に陥っているものです。成長拒否は「運命への呪い」に書いた通り、怠惰・臆病・被害者意識・自己正当化・依存(逃避)で、分けて書くのが難しいほど全部繋がっているのです。
今回は男性からの相談なので男性主人公目線で書いていますが、女性の読者様は「やっぱり男が悪い」 などと考えないで下さいね。人生は自分が主人公のRPGなのですから、相手(設定)側を変えようとしても決してうまくいきませんし、相手(設定)側に文句を言ってもゲームは進みません。今回は男性の本能を良く知り、自分がどう成長していくべきかを考えるきっかけにしていただければ幸いです。女性向けには女性から相談があったら回答しますね。
男性がパートナーにすぐ飽きて次々に女性を求めてしまう播種本能も、成長課題として創造主が男性に与えたものであり、基本的にあなただけでなくみんなが持っているものです。だから浮気願望があること自体によって自分を責める必要はありませんが、だからといってもし開き直って欲望(エゴ)のままに次々に女性に手を出して良いわけではありません。それは課題の無視であり、成長とは真逆のベクトルで、不幸に導かれるのが必然なのですから。
次々に女性を求める人というのは、性欲・播種本能が異常に強くて常に性的に飢えているというよりも自尊心に飢えているのであり、次々に女性を踏み台にし続けないと自尊心を保てず、梯子を上るように次々と女性を求める病的状態なのです。そして自分が抱いた女性はすぐ用済みになって飽きてぞんざいに扱うようになり、また相手からの愛情を計り優位を感じるためにどんどん露悪的になったりもして、浮気して捨てたり捨てられたりするわけです。しかしそんなことを続けていてもキリがないのは予めわかりきっていることであり、永遠に満たされることなく、そのうち加齢などでそういうこともできなくなって、自尊心が壊滅的になり、悲惨な老後が待っているだけです。 「エゴとは何か?」に書いた通り、人はエゴで行動すればするほど深い部分で自分を嫌いになるのであり、浮気をすればするほど逆に自尊心は深い部分で下がり続けてしまうのです。その自尊心を無意識に埋めようとして浮気するのでは本当にキリがありません。
自尊心というのは自他への無条件の愛によってしか満たされないものであり、本当の愛というのは対等に向き合うことでしか感じられないものなのです。女性を次々と性欲のはけ口と自尊心の踏み台にしている男性というのは性欲と自尊心の「餓鬼」なのであり、モテているつもりで永遠に満たされることがないのです。そして男性というのはなまじモテるとエゴのままに次々女性を求めても得られてしまい、男女が真剣に向き合えば当然生じるはずの成長課題から逃避し続け、相手を運命の人と信じて愛を育てる努力を怠りがちなので、不幸に導かれやすいんですね。だいたいこうなる人というのは、思春期に女性から相手にされないことで自尊心を傷つけられてきたために、大人になってもその心の隙間を埋めようとして彷徨い続けている場合が多いですね。それはより多くの女性から性的に求められることを通じてしか自尊心を感じられない病気であり、本物の愛を育てられるわけもなく、将来的な破綻は目に見えています。
我々はあくまでも魂成長のために生まれて来ているのであり、それが我々の存在に存在意義を生んでいるのです。それがわかれば、成長努力を怠ることによって不幸に導かれるように人生が創られているのは至極当然だとわかるでしょう。そして僕ら人間は、成長を経験できるように、わざと無明(愚かさ・迷い・エゴ・霊的穢れ・カルマなど)を与えられているのです。だから僕らはただ失敗経験から学んで、一歩一歩でも成長を目指していけばいいだけのことです。 もし人生というRPGが失敗経験なく初見でクリアできるような容易なものなら何も面白くなく、存在意義がありません。
僕らに与えられている無明の最たるものが「何でもすぐに『当たり前』と考えて感謝もしなくなる本能」です。 それが成長課題として与えられているからこそ、感謝には価値が生じるのです。「有難い」の対義語は「当たり前」なんです。当たり前だと思ってしまう本能と戦って、意図的に「有難い」と思えるように、日々感謝に生きられるようになっていくことが魂の成長なのです。
創造主は我々が生まれてから一秒も休むことなく我々の心の中まで見ているのであり(我々を通して人生を経験しているのであり)、誤魔化しは一切効きません。エゴにまみれているために深い部分で自分(人生・世界)を嫌っている人間というのは、心から感謝の気持ちなどわきようがないのです。そんな人間の感謝というのは「相手から嫌われないように」「常識に反して社会から排除されないように」「もっと自己利益を得られるように」というエゴによって形だけやっているだけなのであり、そんな感謝では魂が成長するわけがなく、幸せになれるわけがないのです。創造主は我々を、心から感謝できるように成長し続けることによって幸せを感じ続けられるように創っているのですからね。
いつも言っている通り、与えられたものに感謝できない人間に、より良いものを与えたいと思う人間はいないでしょう。 そこは創造主も同じなのであり、彼は世界をそのような原理(因果応報)によって創って運営しているのです。エゴにまみれた人間は、どれだけ与えられても他人と比べて不平不満に感じて感謝しないのが自明であり、既に与えられているものまではぎ取られ続け、失い続けることでその価値に気づかされるような悲しい人生になるのが自明なのです。
あなたは彼女の存在を(与えられた初期設定のままに)「当たり前」だと思い、日々意識して「有難い」と思う努力を怠り、「釣った魚に餌はやらない」という感じで本気で大切には扱っていなかったのでしょう。そして飽きて浮気願望が抑え切れず、別な女性に手を出したくなり、実際に手を出して「失うことでその価値に気づかされる」を実体験から実感を通して学んでしまったのでしょう。僕もあなたと同じ失敗を経験しているので、あなたの心の痛みはよくわかるのですが、どうか逃げずに正面から受け止めて成長に繋げて下さいね。恋愛に限らず、日々「当たり前」のように感じてしまうことに対して一つ一つ意図的に感謝し、日常を「あたりまえ体操」ではなく「ありがたい体操」に変えて下さい。
彼女のことを自尊心の糧にするタイプの自尊心の低い男性は、女性と対等に向き合おうとせず、常に優位を示そうとします。女性は自尊心の高い男性を好む(&他人が欲しがるものを価値があると思って欲しがる本能がある)ためにそういう男性がモテたりもするのですが、その自尊心は仮初めのものであり、その自尊心の土台になっている彼女と別れると、自尊心が壊滅的になって急にモテなくなったりします。あなたがもしそうなったとしたら、それはあなたが成長できるように覚らせてくれているのであり、もしそれでもモテモテだったら成長機会が失われて不幸に導かれてしまいます。「誰でも自信満々になれる方法」と「自分と他人の愛し方」を参考に、自他をありのままに愛し、本物の自尊心(愛)を育てて下さい。
この人生という創られたRPGの世界に「偶然」は一切存在しません。「自由意志の仕組みと存在意義」に書いた通り、人間に「偶然」が存在しているように感じさせられないと自由意志の存在意義がなくなるので、創造主は全力でこの世界に「偶然」が存在すると我々に思わせるように「演出」しているだけです。だから「因果応報」という宇宙の大原則に時間差を設けて、わざと因果を見えにくくしているのです。
わかりますか?「確率」は創造主による「演出」であり、実際「確率」によって(偶然・自然に)世界も我々の人生も生じ得ないのです。全てがそういうありえない奇跡を土台にして創られているのであり、その上にある「確率」によって世界と我々の人生が偶然・自然に(無意味に)存在しているなどと考えてしまうのは人間に成長課題として与えられた「無明」なのです。くれぐれも「たまたま浮気してしまった」「たまたまバレてしまった」などと考えて成長を拒否して不幸に導かれないで下さいね。
さて、あなたに用意された選択肢は二つだけです。
①今後も自他の存在を当たり前のように考えて心から感謝せず(意識もせず・成長せず)、失い続けることでその有難みに気づかされるような不幸な人生を選択するのか。
②今回の痛い失敗経験を糧にし、「何に対しても当たり前だと感じてしまう本能(無明)」と戦って有難みを噛みしめ、日々心から自他の存在に感謝し(=愛し)、それを実践し続けることで成長し続ける「信心と感謝報恩」の幸せな人生を選択するのか。
・・・です。よくよく考えて、あなたに与えられた自由意志によって選択して下さいね。
それでは、あなたの幸せ(成長・覚り)を心から祈っています。
質問者様から感想をいただきました。
返信削除しんやさん質問に答えて頂きありがとうございます!あれから時間が経ち徐々に立ち直ってきたのですが、昨日の夢に元カノが出てきて朝起きたら泣いてました。でもこれも僕の人生の為に必要な経験だったと感謝して受け取りたいと思います。ブルーハーツのラブレターの歌詞に、あなたよ、あなたよ幸せになれ〜というフレーズがあるのですが凄くいいフレーズでとても刺さりました。この失恋を気に自分と向き合い成長できるように頑張りたいです!