2023年3月22日水曜日

デジャブの存在理由

【質問】
「デジャブ」前にもどこかで見たことある気がする光景を見る等の出来事は、どんな理由だと考えていますか?

【回答】
ご質問ありがとうございます。

お手数ですが、できればご質問は基本的に新質問箱の方にメールで送って下さい。そしてご説明するにはせめてご質問者さんの年齢(年代)・性別ぐらいはわからないと、例え話などを用いて的確に説明することが難しくなります。どうしても素性を完全に隠しておきたいような深い悩みであれば、旧質問箱でも受け付けていますが、今回はそういう質問内容でもないわけですしね。

さて、ご質問の「デジャブの存在理由」について、「どのような理由だと考えていますか?」というあなたの尋ね方は「相手が真実を知らないことを前提とした尋ね方」ではあるのですが、実際自分の世界は自分の解釈が創っているものなので、その尋ね方は決して間違ってはいません。そしてあなたがデジャブの「仕組み」ではなく「存在理由」を知ろうとしているのであれば、それはとても賢明なことです。

世の殆どの人が受け入れられていないのですが、この世界はクリエイターによって完全に「意図されて」創られた仮想現実であり、存在理由のないものなど一つもありはしないのです。

クリエイターは全知全能であり、我々が認識しうるすべての存在・事象は超弦をスクリーンのようにしてあたかも実体があるかのように映し出されたものです。超弦はバイブレーションであり、クリエイターの意思の乗り物です。つまりクリエイターは思うだけですべてを実現させてしまう全知全能の存在です。何でも思うだけで実現するのですから、我々が「どのようになっているか(仕組み)」を知ることにあまり意味はありません。我々が認識できる世界における何かの仕組みというのはすべてアニメやRPGにおける後付けの設定のようなものですから。大事なのはやはりあなたが認識されている通り「なぜそれが存在するか(理由)」の方です。

アニメやRPGの世界にどっぷりと浸かって心から楽しんでいる子供たちは、主人公の必殺技の仕組みなどを知りたがるでしょうし、大抵の場合クリエイターは作品の中でそれを説明しているでしょう。しかしそれはそのアニメやRPGにおける後付け・つじつま合わせの設定のようなものであって、本当の仕組みではありません。本当はクリエイターのイメージの世界ですべてが予め創られた上で、後から様々な独自のルール(制約・基本設定)のあるアニメ・RPGの作品として再現されているのです。我々の認識できる世界における何かの仕組みというのはすべて物語の伏線上必要な後付け・つじつま合わせの設定であり、本当の仕組みではないということです。

例えばワンピースでは「悪魔の実」や「覇気」など作中で仕組みや存在理由の説明がされていると思いますが、それは後付けで考えられた設定であり、実際は作者が「この方が(主人公の成長の物語として)より面白い(美しい・感動的だ)」と思って既にイメージの世界の中で創作したものを作品において再現しただけであり、それはこの我々のいる仮想現実も同じだということです。そしてその設定は基本的にその作品の中でだけ通用するものなのです(もちろん面白い設定は他の作品にも応用されていることでしょうが)。

だからすべての設定(制約)の本当の存在理由は、非常に大ざっぱに言えば「その方がより物語として面白いから(芸術として美しいから・成長を楽しめるから)」なのです。

本当の「存在」とは、創造主(自分)の思念・概念のみでそれ以外の「もの」は一切存在せず、創造主は全知全能で、すべての構成要素が無限で一切の制約がなく、また事象が何一つ結実しない世界であり、そこは芸術の素材だけが無限にあって芸術が存在しないような、無限が無限にあるだけの完全で退屈な世界です。そこでは芸術・物語は生まれようがないのです。全知全能で唯一の存在というのはかくも退屈で孤独なものなのです。制約・制限なしには「存在」の輪郭すら描けないのですから。

芸術・物語とは、事象の結実(それをデータとして再現可能な形で残す)・独自に自意識と個性(必ず有限性・欠点を含む)と感情(感性)を持った自分以外のものの存在(分離意識を持ったものの存在)・設定(共通ルール・制約・共感手段)などがあって初めて成立するものなのです。そして芸術には全体を通じてクリエイターが訴えたいメッセージがあるのです。

この僕らがいる仮想現実もクリエイターの作品であり、この物語(神話RPG)全体を通じてクリエイターが訴えたいメッセージがあるのです。そしてすべての存在・事象は、全知全能たるクリエイターがイメージの中でありとあらゆる試行錯誤・上書き更新を重ねた結果、一番面白い(美しい・楽しい)と思ったから選び取られ、また更新され続けている設定(制約・仕組み)なのです。

RPGにおいてそのクリエイターがプレイヤーに答えを直接的に教えてしまうと、それは思考や行動を強制しているのと同じになってしまいますから、それではゲーム要素がなくなり、プレイヤーに対して自由意志と選択肢を与えた意味がなくなってしまいます。だからクリエイターはあくまでもプレイヤーに対し作品中の存在・事象を通じて、自ら気づかせ自発的に覚らせようとこれでもかってぐらいヒントを与え続け導き続けているのです。つまりすべての存在・事象がクリエイターからのメッセージだということです。当然デジャブもその伝達手段の一つです。我々にとっては何かの「仕組み」や「答え(真理)」そのものよりも(失敗)経験からもたらされる「気づき」が重要なのであって、自分なりに答えを出して行く過程(経験)に物語が生まれているのです。そしてそれこそが創造主=我々の存在意義なのです。

デジャブだけでなく、あなたが認識できる存在・事象の全てがクリエイターから何かを気付かせ覚らせるためのあなた個人宛てのメッセージであり、その存在理由はクリエイター目線で大雑把に言えばやはり前述の通り「その方がより物語として面白いから(芸術として美しいから・成長を楽しめるから)」なのです。そしてあなたというプレイヤー自身が様々な存在・事象を通じて気づきを得ながら、自発的に覚って行かなければならないということなのです。つまり今回の話であればデジャブという事象に対してあなたが「どのように解釈するか」が大事だってことです。

我々プレイヤー目線で見ればデジャブは様々な仕組み(後付けの設定)でもたらされ、その個々に様々な意味があります。デジャブだけでなく、あなたの身に起きることは全て物語の主人公であるあなた個人へのクリエイターからのメッセージなのですから、そのすべての意味を他人である僕が読み解いてしまうことに意味はありません。主人公であるあなた自身が認識できる存在・事象からどのような気づき・覚りを得て、自分に与えられた自由意志によってどのように解釈し、どのように自発的に思考・行動をより良くしていく(カルマの解消・伏線の回収)か、試行錯誤するところにゲーム(成長・芸術)の楽しみがあるのです。

しかし「全てあなたの解釈次第です」だけで回答を終わらせてしまってはほとんど何も答えていないのと同じになってしまいますから、今回はあなたに起きたデジャブやその他すべての存在・事象の存在意義をよりうまく読み解けるようにヒントを差し上げたいと思います。

宇宙の仕組み」でご説明させていただいている通り、時間というのは本来存在せず、映画のDVDでリーダー&ライターの光を当てたところが「現在時間」を生み出すように、僕らの認識が現在時間という体験を生み出しているのであり、DVDの外側(虚数時間軸)の存在(クリエイター)からすれば、DVDの中の時空に捉われることなくいつでも好きなように上書きしてつじつまを合わせることができるのです。しかし僕らは「現在時間に張り付いている存在」のために、基本的には現在時間しか上書き行為ができないという制約が(人生というRPGの設定・伏線上)あるのです。

ただ実際は現在に連動して未来だけでなく過去もつじつまを合わせるようにして変わります。つまり過去から未来へ・過去から未来へ循環する因果を、現在あなたが更新することが可能だということです(マンデラ効果などはそれに気づかせるための一手段なのです)。そしてその因果更新・カルマ解消・成長の物語が我々の存在意義なのです。


虚数時間軸から見れば過去も現在も未来も前世もメディア(アカシックレコード)にデータ(魂の記憶)として記録されており、一度に存在しているのです。そして我々人間はアバターであり松果体はアンテナのごときものですから、前世や未来の情報が我々の認識する現在に送られてくることなどは(伏線上必要であれば)当たり前の様に日常的に起きるのです。

伏線上なぜデジャブや予知夢が必要になるかというと、やはりそれは前述の通り「その方が物語として面白いから(芸術として美しいから・成長を楽しめるから)」です。

人生というのは、創造主の一つの魂から分離された分け御霊が、今の自分の人生も他人の人生も繰り返し生きているのです。だから仏教では一人の人生を「一生」ではなく「一劫」と表現します。そのキャラクターとしてミッションクリアするまでが一劫(一ゲーム)であり、できなければ当然リスタートとなるのです。

リスタートの際は記憶の殆どを消されるため、そのままでは何度でも同じ過ちを繰り返してしまい、因果(カルマ)の更新ができません。だからデジャブや予知夢は基本的に一歩前に進むため、因果更新のためのターニングポイントで起きることが多いと思います。

なぜ前世の記憶が殆ど消されるかというと、記憶が残ったままではゲームが簡単になり過ぎて魂の成長につながらないからであり、因果があまりにも簡単に上書きできるとひっちゃかめっちゃかになって人生の存在意義が薄れてしまうからでもあり、あまりにも繰り返しが多いので記憶が残っていると飽きてしまうからでもあり、いたずらに死を恐れなくなってドラマが成立しなくなるからでもあります。記憶を殆ど全て消された上で、あくまでデジャブや予知夢など様々な手段を通じてヒントを与えられて導かれるぐらいがちょうど良いのです。全知全能の存在が途方もない試行錯誤を繰り返した上でこうなっているのですから、本当はすべてがベストなのです。

プレイヤー目線でデジャブや予知夢を個別に解釈すればその意味するところは様々であり、(すべての存在・事象に意味があるのです)前述の様に因果を更新(成長)させるための気づきを与えるためであったり、因果・輪廻転生・カルマ(シナリオ・課題・運命・神の導き)の存在そのものに気づかせるためであったり、これから起きることの精神的なショックを和らげるためであったり、深い郷愁を味合わせるためであったりします。本当にただの気のせいってこともあるかも知れませんが、この創られたRPG世界に偶然は存在せず、何がしかの意味を持った創造主からのメッセージであることに違いはありません。それらをどのように解釈するかはあなた次第であり、その解釈があなたの世界(あなた自身)を作り上げているのです。

ただそれらの様々なデジャブ・予知夢の存在理由も、やはりクリエイター目線で大雑把に言えば「その方が物語として面白いから(芸術として美しいから・成長を楽しめるから)」です。「悪いカルマの解消法」に書いてますが、与えられた困難(カルマ・課題)を決して悪く解釈せず、すべての存在・事象はあなたの魂の成長に必要だから与えられていると感謝しながら乗り越えていくことを忘れないで下さい。そして我々は過去も未来も同時に変えられるのですから、タチの悪い常識・他人の意見・価値観や、自分や誰かの過去の罪や恥に引きずり込まれず、より良い未来を選択して下さい。

2023年3月16日木曜日

アルコール・薬物依存

【質問】58歳・男性
今日ツイッターで拝見し、世界の仕組みを読み、この世界が仮想現実だと言うことが分かりました。今まで悶々としていて、この世界おかしいぞ!と思っていましたがやはり神様が世界を創ったことが自分の中で確定しました。

私は教会には通っていませんがイエス様を信じています。最高神であり宇宙も全て神がかかわっていることが良くわかりました。

私は結婚して子供ももうけましたが、20年ほど前に離婚し、今は身体障害者年金と、生活保護を受給しながら生活しています。アルコール、薬物依存のため今も完全に止めることが出来ず、苦しんでいます。妻との離婚の原因も同じ問題です。

ご指導、いい案、対策があれば教えて下さい。よろしくお願いします!

【回答】
ご質問ありがとうございます。そして世界の仕組みを読んでいただいてありがとうございます。

とてもお辛い状況にあるのですね。心より同情申し上げます。僕はアルコールは苦手ですが、鬱の末期(自殺直前の一年間)は完全に薬物依存になっていた経験があります。また日本にいた頃はギャンブル(麻雀)依存症で、注意力欠陥障害でド下手なくせに毎日のように寝ぼけながら打ってお金だけでなく膨大な時間を無駄にしました。あなたが薬物よりアルコール依存症を先に書いているあたり、きっとそれほど強い薬物には手を出していないのでしょう。それはとても幸いなことです。

あなたは依存症になった直接のきっかけ・原因を書いていませんが、実際それは重要ではありません。抽象化すれば依存症の原因はすべからく自己嫌悪と厭世観による逃避ですから。あなたはきっと自責の念にかられ、他人や世の中を恨む気持ちを持ちながらも自責の念によってそれを封じ込めているのでしょう。もちろん僕もかつてはそうでした。

大切なことは、今の状況はあなたのせいではなく、誰のせいでもないということです。全てはみんながそれぞれ与えられた役割をこなした結果であり、それぞれにやむにやまれぬ事情があって起きた必然のことなのです。あなたのアルコール・薬物依存もそうして与えられたカルマであり、乗り越えるべき課題なのです。だからまず自分の事も親やその他の人の事も責めず許すことが肝心です。そのためなら一切他人の考え・常識に捉われず、どんなに自分にとって都合の良い言い訳・屁理屈を考えても構いません。またそれを他人に説明して自己弁護する必要もありません。他人から許されずとも、自分自身が自分とみんなを許すことができればそれで良いのです。決して自尊心も他尊心も失ってはいけません。我々は一つ(ワンネス)ですから、自尊心と他尊心は連動してしか上がらないものなのです。

人間の悪い思考・行動はすべて霊障のせいであり、それがカルマを構成しているのです。詳しくは「憑依体質の存在意義」を読んで下さい。あなたのアルコール・薬物依存もまさに霊障の仕業なのです。だから自分がやってしまったことも他人がやってしまったことも責めずにただ全部霊障のせいにさせてもらえば良いのであり、あなたが罪悪感や自己嫌悪心を持つ必要はないのです。どうぞ自分を罪悪感と自己嫌悪の檻から解放して下さい。他人を許した分だけ自分も許せるようになりますから。

霊障とは生命が積み重ねてきた悲しみの集合体であり、本人の自我を乗っ取るべく、考えや行動をネガティブにして徐々に自分自身と世の中を嫌いにさせ、「そんなに要らないならもらってあげるよ」と言わんばかりに自我を乗っ取り、その人の人生を使って自分の悲しみを表現し、強制的に同じ気持ちを味合わせ、同情させようとしてきます。だから霊障に犯されて悪いことをやってしまった自分自身も他人も創造主の見地から見て同情し許し愛することが大事なのです。

できれば浄霊は極力毎日受けるようにしてみて下さい。世界救世教や真光では毎日無料で浄霊を受けることができます。信者になる必要は無いですので、ただ浄霊だけ受けに通って下さい。万が一無理に勧誘されたり寄付や奉仕を強制されるようでしたらすぐ逃げて下さい。「浄霊効果の高め方」に書いた通り、キリストが起こした奇跡も基本的には浄霊によるものです。あなたもぜひ浄霊がもたらす奇跡を実感してみて下さい。

あなたの思考・行動は深く霊障に犯され、自分が本当の自分から遠ざかっているのです。しかし夢の中で自分がいつもの思考とは違っていることを自覚できないように、あなたは自分の意識が顛倒していることを自覚できず、自分を責めているわけです。

依存症になったのは決してあなたのせいではありませんが、それはあなたに与えられた乗り越えるべき課題であり、あなたが変わらなければ何も変わりません。あなたの人生はあなただけに与えられたシナリオがあり、課題(カルマ・困難)があるのです。決して他人と比べてはいけません。

より大きな困難はよりレベルの高い魂に与えられているのであり、乗り越えた時の報酬(幸せ)もより大きいのです。自分に与えられた困難を他人と比べて欠点のように考えてはいけません。レベルの高い学校の入学試験ほど難易度が高いのと同じことです。

反省してはいけない」に書いた通り、決して自尊心を下げず、自分と他人を責めるのを同時にやめて下さい。自分や誰かを責めて問題が解決するということは決してなく、かえって逆効果なのです。自尊心が下がれば人はいくらダメだと自分でわかっていても悪い思考・行動がやめられなくなる悪循環に入ってしまうのですから。

決してあなただけではなく、多くの人がアルコールや薬物などの依存症になっています。競争社会・適者生存的な価値観の社会の中で、多くの人が自分も世の中も嫌いになり、自己嫌悪と厭世観の中で、大なり小なり何がしかの逃避手段というものに依存しているのです。

自己嫌悪と厭世観で死にたい気分になっている時に、それを忘れさせてくれるものと出会ってしまったら、誰でも手を出してしまうことでしょう。そして一度それを逃避手段にしてしまったら、誰にとってもそれを止めることは困難なのです。まずそこに対する自分や他の依存症の人たちに対する許しが必要です。あなたがもし許しを望むのであれば、少なくとも僕は創造主の代理としてあなたを許しています。

「一体あなたに何の権限があってそんなことを言うのか?」と思われるでしょうが、「罪と恥の存在意義」に書いた通り、許しというのは創造主から我々に与えられた最大の権利移譲であり、逆に人を責めることは最大の越権行為なのです。森羅万象は創造主の意図により生み出されているものなのですから。

あなたが聖書を読んでいるのでしたらご理解いただけると思うのですが、この人生という壮大な神話のストーリーの最も根源的な部分には「罪と許し」というテーマがあり、許しこそが愛なのです。創造主は人が過去を悔い改め、許しを願った瞬間に許してくれます。そして許された罪の大きさの分だけ人を許し、愛して下さい。あなたの罪を責めて許さないような人たちでさえも。

あなたが自分のせいだと思っている依存症も、ちゃんと理由があって創造主があなたに与えた課題なのですから、自分や誰かを責めるよりもまず許すことが大事なのです。

ゲームのバイオハザードでゾンビが出てくるのはプレイヤーのせいではありません。あなたが過去にやってしまったことは、あなたの人生というゲームの設定・伏線のようなものであり、必然であり、課題なのです。だから自分のせいだと考えて過去を嘆いたり責めたりするよりも、そこを起点にどうすればより良い未来(シナリオ)を選択できるか(ゴールに近づけるか)を考えなくてはいけません。この人生のゴールというのは覚りであり、幸せであり、解脱・アセンション(次元上昇)なのです。あなたが今どんな状況にあろうと、そこを目指さなければなりません。

そしてあなたの人生という映画の主役はあなたであり、すべてがあなた次第に創られています。「男はつらいよ」の寅さんのように、映画の中においてはしがない庶民でどうしようもない落ちこぼれのように思えても、それはそういう設定・配役なのであり、すべて(心の中まで)常に見られ記録されているのです。シナリオや配役に文句を言って全力で使命を果たさないようでは、監督である創造主の愛は受け取れません。例えどれだけみじめなストーリーになろうと最後の最後まで演じ切る覚悟が、あなたをきっと悪いカルマから解放してくれることでしょう。「自殺・安楽死するとどうなるか?」に書きましたが、決して自殺など考えないで下さいね。

信心がない人に創造主の存在を信じてもらうことはとても難しいことなのですが、あなたが既に神を信じていらっしゃることは非常に幸いなことです。

そしてあなたが既に生活保護を受けていることも幸いなことです。「人様に迷惑はかけてはいけない」という洗脳により変なプライドに捉われて他人の力を借りることを恥だと思うような人を救う方が難しいですから。実際、日本のホームレスは他人の力を借りることを恥だと思って生活保護すら頼れない人が多いのです。そういう人たちに僕の言葉を伝えることは困難を極めます。あなた=世界なのであり、すべての存在は支えあって関係性の中で生じているのですから(仏教の縁起思想)、自立など目指さず、人を頼り人から頼られるような人間になることを目指して下さい。あなたが依存症を克服したら、いったいどれだけの人が勇気を与えられることでしょう?

また、徹底して断捨離して生活をミニマムにして下さい。生きるのにお金がほとんど要らなくなれば、生活・将来の不安は軽減されます。そして今はアルコールや薬物を買うお金がなくなるまで、どんどん他人のために寄付したりしてお金を使って下さい。そのようにして仏教における六波羅蜜を日々実践することです。他人のためにどんどん無償で奉仕して下さい。そうしているうちにエゴを少しずつ乗り越えられるようになります。苦しみの根源がエゴなのですから、そこから離れることができたらどんどん幸せに導かれていきます。

そうして「自分大好きエピソード」をどんどん積み上げていって下さい。鬱の時は自分の嫌な部分や嫌な思い出だけを選択的に思い出して何度も反芻して追体験し、自分を大嫌いになる高速回路が出来上がってしまいます。エゴに捉われれば捉われるほど人は段々と自分を嫌いになるのです。そうなればアルコールや薬に逃げたくなるのは当然のことです。カンダタが蜘蛛を助けたように、あなたが他人の為に無償で尽くし「自分大好きエピソード」を積み上げれば、自己嫌悪の高速回路を断ち切ることができます。そして神の視座から自分を見た時に「この人には欠点が多くたくさんの過ちを犯してきたけど、今はこんな良いこともしてきたのだから、絶対に悪い人間ではない。どんな欠点や過ちがあっても許してあげたい」と自分で思えるようになっていきます。

いきなり完全に断酒・断薬しようとしても恐らくうまくいかないでしょうから、まずは曜日を決めて、飲むのを週1回にして下さい。それから隔週⇒月一ぐらいに減らしていって下さい。期限の決まっていない「死ぬまでの我慢」というのは誰にとっても耐え難いものです。だからまず最初は断酒・断薬状態に体を徐々に慣らしていく必要があるのです。

結局、薬物にせよ何にせよ依存症というのは、本人が本気でやめたいと思わなければやめることはできないものなのだと思います。坂口安吾の「堕落論」の如く、堕ちきらなければ這い上がれないものなのです。あなたが既にもう堕ちきって本気でお酒や薬物が嫌になったのなら、きっとやめることができることでしょう。逆にまだやりたい気持ちがあるのなら、今はまだやめることが難しいかも知れません。

ダルクのような更生施設は実際に見たことがないのでおすすめしていいかどうかはわからないのですが、同じ悩みを抱えた人同士で許し合い励まし合うのは良いことだと思います。なかなかまだ依存症から抜け切れていないうちに健常者と良いコミュニケーションを取ることは難しいでしょうからね。でもめげずに人とコミュニケーションをとって「誰でも自信満々になれる方法」に書いた通り出会った人を例外なく無条件で心からの笑顔で接し、尊敬し、感謝し、許し、愛せるように日々努力してみて下さい。

アヤワスカはアルコール・薬物の依存症に対して効果があるケースが非常に多く、私の友人の何人かもアヤワスカによって深刻なアルコール・薬物依存症から立ち直っています(時間がかかった場合が多いですが)。だから本当はあなたにブラジルまでアヤワスカの儀式を受けに来ていただきたいのですが、生活保護受給中で旅費を貯めるのはきっと難しいでしょうから、内密にアヤワスカ・アナログ(疑似物)を提供してくれる人を探すか、作り方を調べて自作してみて下さい。そしてできれば信頼できる人に見て貰いながら決して無理のない量から始めて下さい。現在の日本ではアヤワスカは違法なのですが、既に違法薬物に手を出している人なのですから抵抗はないでしょう(笑)。

それでは、あなたの幸せを心から祈っています。

詐欺被害に遭って悔しい

【質問】40代・男性
突然失礼いたします。いつもツイッターとノートでシンヤさんのありがたいお話を読ませていただいています。今回は質問があります。

最近ネットの取引き(合法ドラッグ)で2万円ほど詐欺に遭いました。詐欺られるのは初めてのことでショックで結構メンタルが落ちます。金銭面は落としたものと思って諦めれますが、精神的な悔しさやもどかしさが残ります。

そこで業者に対して返還を求めて抗議したりネット上で相手を晒したり報復じみた行為をすべきか、それとも「まあいいか」「よくあることで仕方ない」と許し、忘れる方がよいか(実際に郵送の詐欺は多いです)思案しています。

詐欺されたお金やモノが返ってくることはまずありません。怒って詐欺師を相手に交渉することが無為なことなのはわかっているのですが、今後被害者を増やさないためにも皆に周知させた方がいいのかなとも思ってしまいます。

心の持ちようをどうすればいいか、アドバイスよろしくお願いします。

【回答】ご質問ありがとうございます。心中お察しします。

人から騙されて悔しい経験っていうのはきっと誰にでもあると思います。もちろん僕自身も何度もあります。今の世の中、40代まで一度も詐欺に遭わずに生きている人なんてまずいないでしょう。

そう、あなたも絶対に今まで何度も騙された経験があるはずです。あなた自身「実際に郵送の詐欺は多いです」「詐欺されたお金やモノが返ってくることはまずありません」などと書いているのは、きっと実際に騙された経験があるからでしょう。

なのになぜあなたは「詐欺られるのは初めて」などと書いたのでしょうか?そこにあなたの「心の持ちよう」の課題が見て取れます。

恐らくあなたには自分の愚かさを認め「自分を笑う視点」というのが欠けているのでしょう。誰かにバカにされて傷つきたくない自己防衛本能・「自分は賢い」と思いたいし思われたいという願望が強いために、今まで騙されてきたことすら自分で認められないのではないでしょうか?

もちろんそういう本能・願望は人間のデフォルトとして共通して設定されているのであり、我々はそこを乗り越えて自分の愚かさを笑える心の余裕が持てるようにならなければならないのです。

普段から人に序列をつけるような考え方をして、人の愚かさを本気でバカにして嘲笑していると、自分がドジを踏んだ時にそれが全部そのまま自分に返ってきて本気で傷つき凹むことになります。だからまずそこから改めていかなければなりません。(自分と他人に無条件のリスペクトを持つということです)

創造主は全知全能であるがために超絶に退屈であるがゆえ、分け御霊たちを通じて愚かさを楽しむ(楽しませる)ために愚かさを与えているのですから、「愚か=価値がない」などと考えず、己の愚かさを楽しみ、自分で笑ってみて下さい。

そして「罪と恥の存在意義」に書いた通り、罪や恥(愚かさ)は我々が許し合い補い合うことで愛し合えるように与えられたものであり、自分と他人の罪や恥(愚かさ)を責めず同時に許すことが大事です。

あなたは「騙される人はバカ」で「賢い人は騙されない」みたいな感じに思っているようですが、日々ニュースになっているような巨額の詐欺に遭っている人たちは、たった2万円のことでそんなにも悔しがるあなたよりきっと遥かに賢いからこそ巨額の投資ができる資産を持っているのでしょう。それでも騙されているんです。また学歴も職歴も収入も高くて「賢い人」が、高校もまともに出ていないような知能の女性による結婚詐欺にひっかかったなんていうのはよくある話です。なぜだと思いますか?

いわゆる知能の高い人というのは、エゴによって自分に都合よく解釈し理屈を構築する能力も強く、特に何かの成功体験があったりすると自分を「賢い成功者」だと思い込んで持論に自信を持ち過ぎるために他人の意見を聞けなくなり、例え「ひょっとしたら騙されているかも」と感じていても、その自分の直感すらエゴでねじ伏せて自分に都合よく考える傾向が強いからです。

そのように知能が高い人の多くは、猜疑心が強くて他人を疑う割には自分自身を疑うということができないのです。そして前述の通り知能の高い人ほどその「自分に都合の良い見方」が絶対正しいと理屈づける能力が高いので、騙す側からすれば相手のエゴ(我欲と保身⇒期待と不安)を刺激してやるだけでよく、後は相手の方から勝手に自ら騙されてくれるのです。そして知能の高い人ほどプライドが高い=傷つきやすいことが多く、最後の最後まで自分が騙されているということを認めたがりません。だから実は知能の高い人の方が騙しやすいのです。

逆に知能が低くてもバカにされた時に一緒に笑える・他人の話に耳を傾けられる「心に余裕がある人」というのは自然と人から愛されますし、騙されにくいのです。

・自分を笑う視点を持てない
(プライドが脆く、傷つきやすい・怒りやすい・凹みやすい)
・猜疑心が強くて人を信じることができない、人の話を聞かない
・エゴが強くいつも自分に都合よく考え、自分を疑うことができない

このような性格を放置すると自然と人から避けられて孤独に陥り、寂しさ故に更に騙されやすくなるのです。あなたは自分が現在そうなっているということを認めて改められないなら、きっとまた騙されてしまうか、余計に猜疑心が強くなってまた騙されないため・バカにされないために人を信じられず精神的に引きこもってより消極的な人格になり、更に孤独に陥って結局は余計に騙されやすくなってしまうことでしょう。

人の価値とは?」に書いた通り、人の価値は「能力(賢さ)」ではなく「存在」だということを忘れないで下さい。そして「誰でも自信満々になれる方法」に書いたように、本物の自尊心を手に入れて下さい。

そしてエゴの強さが騙される根本原因の一つなのですから(自己利益より他人の利益を優先できる人間はそうそう騙されません)六波羅蜜を行じて、エゴを乗り越える修行をして下さいね。無償で人に奉仕するってことです。

さて、本当に詐欺被害に遭ったのなら警察に訴えるべきだと僕は思いますが、あなたがそれを考えもしないのはなぜでしょうか?それはあなたが購入しようとしたのがいわゆる脱法ドラッグで、後ろめたいからではないかと思います。相手はそれ(罪悪感・共犯者意識)を利用し、相手が訴えてこないのを見越した上で詐欺をやっているのであり、あなたはそれにまんまとひっかかったのですから、あっぱれってことで良いのではないでしょうか?思いっきり「身から出た錆」ってヤツです。錆猫ちゃんです。

脱法ドラッグを売っているようないかがわしいサイトに、実際の人間関係や過去の取引実績もないのにいきなり大金を突っ込むのは、飢えた野良猫の溜まり場で魚を無人販売するようなものです。あなたは「お金をただ持っていかれるだけかも知れない」とわかった上で取られてもそんなに痛くない金額「2万円」にしたはずで、それで案の定持っていかれただけなのに、そんなにも執着して悔しがるのはおかしな話です。

あなたは「金銭面は落としたものと思って諦めれますが」と書かれていますが、諦められてないからこそ悔しくてたまらず僕にご相談までなさっているわけで、やはりそういう自分のおかしい部分を認められない・笑えないあなたの心の余裕のなさが一番の課題かと思います。

はい、歌ってみましょう。
♪お魚咥えたドラ猫 追っかけて 裸足で駆けてく 陽気なサザエさん みんなが笑ってる お日様も笑ってる ルールルルル・ルー 今日は良い天気

あなたが主人公の物語において他人は全員NPCであり、ストーリー上必要な役割を無自覚に果たしているに過ぎないのです。詐欺師は役割通り詐欺をやっているのです。彼らは決してあなた個人を特別バカにしているわけではなく、自己保存(エゴ)のためにAIの如く自動的にやっていて、そこには悪意・罪悪感すらがないのです。そして詐欺師がお金を騙し取るのは、猫が目の前の魚を取るのと変わらず自然の摂理であり、それに文句を言っても何にもなりません。

現在の社会システムにおいてはお金が最上価値であり、騙し取ったお金でも普通に働いて稼いだお金と同じように機能するのですから、詐欺が横行するのは当然です。だから主人公であるあなた=僕はみんなをワンネスへと目覚めさせ、人が無償で助け合えるように・お金というシステムが要らなくなるように価値観から社会を変えていかなければならないのです。2万円程度のお金を騙し取られてそんなにも凹んでいるようでは主人公は務まりません。もっとどっしりと構えて下さい。

あなたが既に理解している通り、相手に文句を言ったところでお金が戻ってくるわけはないですし、相手を晒して誰かに注意喚起なんてしたところで、恐らくは現在世間的に無名のあなたが無料で手間暇かけてやってもほとんど訴求力はなく(有料なら更に傷口を広げ)、そのおかげで救われる人がいるかどうかなんて全くわかりません。(そもそも脱法ドラッグを購入しようとする人自体が割合から言えばかなり少数派です)仮に救われた人がいたとしてもそれであなたの怒りが収まるわけじゃないでしょう。

だいたい相手はネット上の素性もまるでわからない野良猫なのですから、そのような行為はやるだけ無駄です。例え詐欺サイトであることがバレてもサイトを変更するだけでOKなのですし、いくらでも逃げようがあります。万が一逮捕につながったとしても、社会が変わらない限りそのような野良猫は次々と湧いて出て来るだけでしょう。

あなたが素性を晒さずネット上で不特定多数の人に注意喚起をしても見ている人はライバルサイトへの攻撃と見分けがつきませんし、もしあなたが素性を晒して攻撃すればあなたはより大きな痛手を被るでしょう。あなたの会社や家族などに脱法ドラッグに手を出していることがバレても大丈夫なのですか?特に相手は反社なんですから、もしあなたからの反撃に効果があったらあったで下手すれば報復されて大変なことになるかも知れません。

思いっきり身から出た錆なのに、たかが2万円のことに執着してそこまでムキになって報われるはずのない反撃をして、我が身を危険に晒すのはバカバカしいことです。大人しく諦めましょう。

あなたは詐欺師が得をしていると思っているのでしょうが、詐欺師が幸せなわけはありません。人からお金を騙し取らないと生きていけないというのは哀れですし、カルマを更に深くしているという意味でも哀れです。この世界は完全な因果応報ですから、遅かれ早かれ報いを受けるのはかわいそうなことなのです。

でも彼らが報いを受けることを祈らないで下さいね。今回は可哀そうな飢えた野良猫たちに美味しい高級魚を大盤振る舞いしてあげた(良いことをした)と考えて下さい。そう考えることであなたの魂は成長するのです。

それなのに今のあなたは恨むことにより魂のせっかくの成長のチャンスを棒に振り、イライラして凹んで波動を下げて自分自身だけでなく周囲の人間まで不幸にしようとしています。魂の成長において大切なのはすべての存在に対する慈愛であり、相手がいつか成仏することを願う気持ちです。

あなたが今回の事から学ばなければ将来きっとまた騙されて、また「初めて詐欺に遭った」などと言いかねません。常に「小事は大事を防いでくれている」のであり、すべての出来事は「成長する為に与えられた課題」であり、偶然は存在せず、それは創造主からのメッセージなのですから、どうぞしっかり学んで下さい。2万円、本当に初めての詐欺被害なのでしたらめちゃくちゃ安い勉強料です。

今回のように騙されていたという結果がすぐわかる少額の詐欺ならまだ全然マシで、投資やスピリチュアル系の詐欺だったら騙されていたと気づけるまでに時間がかかり、被害がもっと甚大かつ継続的で、場合によっては人格・人生を破壊されてやり直しが効かなくなることもあります。

今回かなり厳しかったかも知れませんが、人は失敗を通じて学び成長するものであり、それには必ず痛みを伴うのです。失敗を経験せずに学べるのなら、僕らは生まれてきた意味がありません。経験を伴わない真理は概念に過ぎず、価値がありません。真理そのものに価値があるのではなく、失敗経験が真理を価値ならしめるのであり、本当に価値があるのは失敗経験なのです。初めから答えを教えられるクイズ番組など何も面白くありません。

僕はちゃんとあなたを魂の兄弟として尊敬していますから、どうかバカにされたとキレず己の愚かさを笑って下さい。もちろん僕も含め、人はみなどこか愚かなのですから。

最後にご質問の「心の持ち方」をまとめると

1.自分を笑う視点を持つこと
(バカにされたら一緒に笑う 己のバカさを楽しむ 愚かさも天からのプレゼント)

2.自分を疑う視点を持つこと
(人を例外なく尊敬し、話を真摯に聞く 己のエゴの強さに気づく 
現実を自分に都合よく考えず物事の本質を捉える)

3.自分と他人の罪と恥(愚かさ)を責めるのをやめて同時に許すこと
(罪と恥は許し合い補い合うことで愛を生むために与えられたマテリアル)

4.無償で人に奉仕し、エゴを乗り越えること

5.主人公意識と信心を持つこと
(全ての存在・出来事は主人公である自分の魂の成長の為に創造主から与えられたもの)

6.全ての存在に慈愛の心をもつこと
(悪いことをする人は哀れ。慈しみの心を持って成仏を願うこと)

ということです。それでは、あなたの幸せを心から祈っています。

2023年3月8日水曜日

不安でたまらない

【質問】
はじめまして。

父親が3月で職を失います。それで母も仕事をしていないため、全員無職になってしまい、収入源が絶たれてしまい不安です。僕は発達障害を持っていて就労移行支援事業所に通ってます。一応祖父母の実家はありますが、収入源をなんとかしなくちゃと考えると、不安でどうしょうもなくなってしまいます。

あんまりまとまってないですが、どうするのが最善だと思いますか?

【回答】
不安なお気持ち、お察しします。僕も目覚める前は将来がとても不安でした。しかし現在は不安など全くなく、とても幸せに暮らしています。

ただ僕は目覚めてからすぐに資産をすべて貧しい人に配り、それから三年以上も無職で収入の見込みもなく、ホームレスで乞食をして暮らしていました。ここ1か月は何となく流れで若干働くことになってしまいましたが、月収は4万円ほどで、それもいつクビになるかわかりません(別になっても全然良いんですけど)。

それでも全く不安がなく本当に幸せなんです。なぜだと思いますか?決して頭がおかしくなったわけではありません。

もし世の中の病気や事故で死ぬ確率を全部足し合わせたら、我々はとっくに死んでいますし、確率で考えるならそもそもこの世界も我々も生まれていません。天に「生かされている」ってことに信頼と感謝がなく、エゴに捉われて自分の使命にも目覚めていないから不安になるのでしょう。鳥は稼ぎも蓄えもしませんが、明日の糧を心配したりはしません。天に養われていることを疑いなく確信していて、己の命を完全に天に預けて運命を受け入れているからです。結局不安に陥るのは、信心と感謝の欠如が原因なのです。

人生というのはRPGであり、それは愛と勇気を試すためのものです。ですから当然世界はあなたを不安にさせ、また怒らせてきます。しかし決してそれに屈してはいけないのです。そんなに心配しなくても、本当はすべて大丈夫なのですよ。大丈夫じゃないと思わせないと愛と勇気を試せないから大丈夫じゃないと思わされているだけなのです。

ここまできたらもう「なるようになれ!」とふっきれて下さい。しょせんこの世界は仮想現実でありRPGです。真剣になっても深刻になるべきではありません。これまで何とかなってきたのですから、これからも何とかなるのです。どっちみち何とかなるのなら、やりたいことをやるべきです。

どんな映画やRPGでも、心配性で疑り深く・常にリスクを避け・それでも不安に苛まれながら生きているような主人公が幸せになるシナリオはまずありません。主人公は常に愛と勇気の持ち主が務めるものです。

ただし最初から愛に溢れて何も恐れない人の愛と勇気には価値がありません。あなたのようにエゴに捉われ(不安・恐れは全てエゴ由来です)臆病になり不安に陥っている人間が振り絞る一握りの愛と勇気にこそ価値があるのです。

そして自分を主人公とする世界はすべて自分次第にできているのであり、いつも不安になっていたら不安材料をどんどん引き寄せてしまい、不安が実体化してしまいます。

与えられた困難はすべて課題であり、克服可能だから与えられているのです。それはあくまでも成長を期待して愛によって与えられているのであり、創造主はその人に絶対乗り越えられないような課題を与えて潰すようなことはしません。創造主がそういうつもりなら我々は今日まで生きられてはいません。

そしてあなたもご家族もつまらないプライドは捨てて、実家や生活保護を頼るべきだと思います。世界=あなたなのすから、他人の力を借りることを恥だと思わないで下さい。

人の価値とは?」に書きましたが、人の価値は能力や自立ではありません。仏教の縁起思想の通り、すべての存在は支え合って存在しているのです。あなたもあなたの親も自立を目標として「人の役に立ちなさい、人に迷惑をかけてはいけません」と育てられたのでしょうが、そこを乗り越える必要があります。自立より、素直に人を頼り・人から頼られる人間になることを目指して下さい。

人は決して貧困では死にません。その点は三年以上もホームレス乞食をして確信してます。人を素直に頼って感謝できない愛のない人間が将来を悲観して自殺したりするのです。人に迷惑をかけたくないという人は、人から迷惑をかけられたくない人であり、愛がないんです。

日本の生活保護があれば月収は僕の3倍以上にはなるでしょう。それでも生活が不安なようなら、きっと無自覚に生活レベルを周囲に無理やり合わせ、本来要りもしないものにお金をかけているのでしょう。まずは徹底して断捨離し、生活をミニマムにすることです。

食生活も粗食にして菜食主義的生活をして、それに慣れたら数日で良いから断食をしてみて下さい。「そんなに食べなくても生きていける」と実感できれば、生活の不安はぐっと減りますし、生きとし生けるものに対する愛情も湧いてきます。

スターシードというのは基本的に発達障害だったりADHDやASPなどの傾向があり、脳のCPUの能力が高いのにメモリは極端に少なく、余計なモノや思考をできるだけ持たないようにしないとすぐにメモリがいっぱいになってバグってしまうのです。だからモノや思考・課題は目の前からすぐ片付けるように癖をつけておかなければいけません。物事を決して先延ばしにせず、またダラダラ夜更かしせずたくさん寝て朝型の生活を心がけることです。

そしてどうか信心を持って下さい。とりあえずでおススメするのは世界救世教や真光などに通って、浄霊(お清め)を受けることです。お金はかかりません。信者になる必要も無理に寄付をする必要もないので、できるだけ毎日通って、あなたの人生のカルマを重くしている霊障を日々浄化して下さい。体も家も常にきれいに保って下さい。物質と精神はリンクしていますから。

そして無理に働かなくていいですから、人に無償で奉仕して下さい。(仏教の六波羅蜜を実践してみて下さい)

以上のことを実行したら、あなたはきっと幸せに導かれるはずです。

また僕のnote・質問箱もよく読んで下さいね。自殺にまで至った男が短期間で幸せになった哲学ですから、もし素直に読んで理解し受け入れて下さるなら、きっとあなたのことも救えると思います。

今回の回答はきっとあなたの期待した通りの答えではないでしょうが、もしあなたの方が正しいのならあなたの方が幸せになっているはずです。半信半疑のままでもいいので、まずは僕の言うことを一旦は愚直なまでに・無呼吸ダッシュのように実行してみて下さい。ほんの数か月で人生が変わりますから。

天国は不安のない場所であり、自分の精神世界を天国に変えられた人間の行くところです。それはどんな状況に陥っても安心していられる勇気と信心のある人ってことです。天国に「地獄に落ちたらどうしよう」なんて不安にかられている人は招かれないのです。この世においてエゴ(我欲と保身)のために生きて不安に苛まれリスクを避けて生きることは当たり前のことで称賛こそされ誰にも非難はされませんが、天界において臆病は最大の罪なのです。人生とは己の愛と勇気を養い、魂の成長を促すためのものなのですから当然です。

2023年3月2日木曜日

陰謀論は知るべきか?

 【質問】40歳男性
スピリチュアル業界のバシャールという人が『陰謀論や嫌な事に意識を向けるとそのような事実が引き起こされるのでワクワクした方がいい、彼らは自然に消えていく』と話していて混乱します。

バシャール抜粋
『ちなみに、陰謀説を知識として入れる必要があると信じる人は、『針の目(穴)』の向こう側の世界で陰謀説が存在する世界にシフトすることになります。その事だけは覚えておいてください。また、バシャールや他の高次の存在との面会が起こる『針の目(穴)』の向こう側の世界は、古い世界のトラップから抜け出た世界になります。つまり、ネガティブ螺旋から抜けた世界ですから、陰謀説と関係のない世界にシフトしてゆく事になります。』

この言葉がどうも引っかかるのです。自分を守る為に陰謀論と思われている情報を調べれば事実としか思えず、ですが調べる事で恐怖の現実を自分で引き寄せているのでしょうか。彼のいう様に知りたくない情報は無かったことにして調べず、自分がワクワクする事だけしていれば世界は平和になるのでしょうか。はっきり言えば陰謀に溢れた世界で生きたくなく怖気付いています。だから頭の中お花畑にしてワクワクを追求すれば世界は勝手に平和になると信じたくなってしまいます。ですが創造主が私にそれを望んでいるなら仕方のない事と受け止めるべきでしょうか。

自分としては臭い物に蓋をしたり、自分の意識が楽しいと思える事だけに集中した程度で世界の闇は消えないと思っています。真也さんは陰謀論(事実?)とどう向き合っていますか、教えてもらえると幸いです。


【回答】
ご質問ありがとうございます。

ただこの件に関して僕は「生まれの格差について(陰謀論)」において既に全力で回答済みであり、あなたがこれを読まれた上で上記の質問をなさっているのであれば、文章であなたに伝えることは不可能であり、番組作成を待つか、ブラジルにアヤワスカの儀式を受けるかして下さい。

人生は魂の成長を目的として創造主に与えられたRPGであり、主人公として目覚めてもいない段階にある人が陰謀について(ボスの強さについて)詳しく知ってもただ被害者意識に陥って絶望するだけで、自発的にその体制を支える手下(構成員・奴隷)となってしまうだけです。バシャールの言うトラップとはそういうことでしょう。

支配者はこのRPGのラスボスであり、彼らとまともに闘えるだけのレベルに達するのは容易なことではありません。エゴ(自己保存)のために生きているだけの臆病なNPCがいきなりラスボスである支配者を相手にしてもまともに戦えるわけがありません(戦うどころか辿り着きさえしません)。

あなたがどれだけ支配者たちをネットで批判したところで彼らに届くわけもなく、例え届いたところで鼻で笑われるだけで微塵もダメージを与えられず、何も変わることはありません。

それどころか批判の言葉で自らを傷つけ(世界はワンネスであり、他人は自分の鏡であることは相手が支配者たちでも変わりがありません)、陰謀論について真実を追求することで自分のように絶望感に苛まれない人間を頭の悪い楽天家であるかのように見下し、自分も周囲も暗くネガティブにして、世の中に絶望し周囲も絶望させる悪魔の一員になってしまうだけでしょう。バシャールの言う「嫌なことに目を向けるな」というのは、僕に説明させればそういうことです。

まず戦うべきは自分の中にフラクタルに存在する悪魔・霊障であり、エゴ(我欲・保身・虚栄など)による臆病と怠惰であり、それに対して戦う気概さえ持たずにあっさり負けているようでは文字通り話になりません(RPGのストーリーになりません)。

悪魔・霊障=エゴであり、悪魔・霊障は常にあらゆる手段を通じて僕らをエゴまみれにしてきます。支配者たちが悪魔なのではなく、悪魔はフラクタルに我々の心の中にいるのです。だから決してそれに負けてはいけないのです。支配者たちでさえ、主人公の救いの対象であることに変わりはありません。力によって問題は決して解決しません。かえって悪化するのみです。万能の解決策は愛であり許しなのです。これはとてもスピリチュアルな戦いなのです。

まずは自分の覚りを進めることです。それはエゴを乗り越えることなのです。それは「欲は悪いものですか?」に書いた通り、エゴをなくすことではなく、出会った人を例外なく尊敬し・感謝し・許し・愛することで、人のエゴ(特に承認欲求)を無条件・無差別に満たしてあげることです。そのためには信心を持ち、知識を深め、祈り、六波羅蜜を行じて神々や人に奉仕することで信心を形にして、真理(愛)を実践の中で経験的に知ることが大事です。

そうすれば必ず自分自身を愛せるようになり、周囲の人からも愛され、心の波動が高まることでしょう。そうやってどんどん心の波動を高めて下さい。バシャールはそれを「ワクワクすることに集中して下さい」と表現していますが、言っていることは僕と同じです。すべては波動でできているのですから、あなたが自分の心の波動を高めることができたなら、それはいつか必ず世界の隅々まで連鎖して世界は救われるのです。

あなたの人生というRPGはすべからくあなた次第に創られています。自分が主人公としてその与えられた才能を使って世界を救う起点になるのだとしたら、ワクワクしないわけがないのです。それなのに多くの人は欲望が満たされる期待でのワクワクしか知らず、己のエゴに埋没して不満と不安に苛まれ、己を過小評価して自己保存(保身)のために生きることしか考えていないから人生がうまくいかず心の波動が下がり、世界を救うことを最初から諦めてただ絶望しているのでしょう。もちろん僕もかつてはそうでした。

繰り返しますが人生というRPGは魂の成長のためのものであり、それは愛と勇気を試すためのものなのです。恐れというのはすべからくエゴ由来だと知って下さい。エゴを乗り越えることでしか勇気というのは培われないのです。僕は自殺を決行するまでエゴを乗り越えることができませんでしたが、あなたにはそんな経験をしなくてもエゴを乗り越えられるようになって欲しいです。

自分はエゴが強く臆病だからと言って最初から諦めてはいけません。人間はそのように初期設定されているのであり、人それぞれの魂のレベルにあった課題・シナリオ・カルマ・特性が与えらえているのです。

初めから愛にあふれ何も恐れない人の愛と勇気より、エゴにまみれて臆病な人が振り絞る愛と勇気にこそ価値があるのです。楽器の演奏と同じで、最初からうまくなどできるわけがないのです。水泳を頭で理解しても実際に泳がなければ泳げるようにはならないのと同じで、覚り(真理・愛)というものを頭でわかったような気になっても意味がありません。

厳しいようで申し訳ないのですが、僕がどれだけ一生懸命回答してもあなたはわかったつもりでほとんど理解できておらず、またその自覚がないように(質問内容から)感じられます。ただそれは無理もないことなのです。人間は成長を楽しむためにあえて愚かに創られているのであり、夢を見ている間に夢の中にいることを自覚するのは困難なのと同じことで、目が覚めた後に眠っていたことを自覚するのみなのです。結局、日々実践する中で覚り(真理・愛)を開いていくしかないのです。決してあなたが愚かだということではなく、単に現段階で僕の説明していることを理解するには目覚めの経験が足りてないだけなのです。覚りの道・進捗は人それぞれですから、他人と比べる必要はないのです。

覚りとは科学的に完全証明できるようなものではありません。しかしあなた自身も周囲の人もみんなが幸せになる考え方・行動なのであれば、それがきっと真理なのです。

コミュ障を克服したい

【質問】30代前半・男性 ペンネーム:脳汁 真也さんこんにちは。最近Xやnote、質問箱を見させていただいてます。 真也さんの考えはとても素晴らしく自分に取り入れようとするのですが、なかなか理解力不足でうまくいかないです。私は昔からいわゆるコミュ障です。友達も少ないですし、職場の...