【質問】58歳・男性
今日ツイッターで拝見し、世界の仕組みを読み、この世界が仮想現実だと言うことが分かりました。今まで悶々としていて、この世界おかしいぞ!と思っていましたがやはり神様が世界を創ったことが自分の中で確定しました。
私は教会には通っていませんがイエス様を信じています。最高神であり宇宙も全て神がかかわっていることが良くわかりました。
私は結婚して子供ももうけましたが、20年ほど前に離婚し、今は身体障害者年金と、生活保護を受給しながら生活しています。アルコール、薬物依存のため今も完全に止めることが出来ず、苦しんでいます。妻との離婚の原因も同じ問題です。
ご指導、いい案、対策があれば教えて下さい。よろしくお願いします!
【回答】
ご質問ありがとうございます。そして世界の仕組みを読んでいただいてありがとうございます。
とてもお辛い状況にあるのですね。心より同情申し上げます。僕はアルコールは苦手ですが、鬱の末期(自殺直前の一年間)は完全に薬物依存になっていた経験があります。また日本にいた頃はギャンブル(麻雀)依存症で、注意力欠陥障害でド下手なくせに毎日のように寝ぼけながら打ってお金だけでなく膨大な時間を無駄にしました。あなたが薬物よりアルコール依存症を先に書いているあたり、きっとそれほど強い薬物には手を出していないのでしょう。それはとても幸いなことです。
あなたは依存症になった直接のきっかけ・原因を書いていませんが、実際それは重要ではありません。抽象化すれば依存症の原因はすべからく自己嫌悪と厭世観による逃避ですから。あなたはきっと自責の念にかられ、他人や世の中を恨む気持ちを持ちながらも自責の念によってそれを封じ込めているのでしょう。もちろん僕もかつてはそうでした。
大切なことは、今の状況はあなたのせいではなく、誰のせいでもないということです。全てはみんながそれぞれ与えられた役割をこなした結果であり、それぞれにやむにやまれぬ事情があって起きた必然のことなのです。あなたのアルコール・薬物依存もそうして与えられたカルマであり、乗り越えるべき課題なのです。だからまず自分の事も親やその他の人の事も責めず許すことが肝心です。そのためなら一切他人の考え・常識に捉われず、どんなに自分にとって都合の良い言い訳・屁理屈を考えても構いません。またそれを他人に説明して自己弁護する必要もありません。他人から許されずとも、自分自身が自分とみんなを許すことができればそれで良いのです。決して自尊心も他尊心も失ってはいけません。我々は一つ(ワンネス)ですから、自尊心と他尊心は連動してしか上がらないものなのです。
人間の悪い思考・行動はすべて霊障のせいであり、それがカルマを構成しているのです。詳しくは「憑依体質の存在意義」を読んで下さい。あなたのアルコール・薬物依存もまさに霊障の仕業なのです。だから自分がやってしまったことも他人がやってしまったことも責めずにただ全部霊障のせいにさせてもらえば良いのであり、あなたが罪悪感や自己嫌悪心を持つ必要はないのです。どうぞ自分を罪悪感と自己嫌悪の檻から解放して下さい。他人を許した分だけ自分も許せるようになりますから。
霊障とは生命が積み重ねてきた悲しみの集合体であり、本人の自我を乗っ取るべく、考えや行動をネガティブにして徐々に自分自身と世の中を嫌いにさせ、「そんなに要らないならもらってあげるよ」と言わんばかりに自我を乗っ取り、その人の人生を使って自分の悲しみを表現し、強制的に同じ気持ちを味合わせ、同情させようとしてきます。だから霊障に犯されて悪いことをやってしまった自分自身も他人も創造主の見地から見て同情し許し愛することが大事なのです。
できれば浄霊は極力毎日受けるようにしてみて下さい。世界救世教や真光では毎日無料で浄霊を受けることができます。信者になる必要は無いですので、ただ浄霊だけ受けに通って下さい。万が一無理に勧誘されたり寄付や奉仕を強制されるようでしたらすぐ逃げて下さい。「浄霊効果の高め方」に書いた通り、キリストが起こした奇跡も基本的には浄霊によるものです。あなたもぜひ浄霊がもたらす奇跡を実感してみて下さい。
あなたの思考・行動は深く霊障に犯され、自分が本当の自分から遠ざかっているのです。しかし夢の中で自分がいつもの思考とは違っていることを自覚できないように、あなたは自分の意識が顛倒していることを自覚できず、自分を責めているわけです。
依存症になったのは決してあなたのせいではありませんが、それはあなたに与えられた乗り越えるべき課題であり、あなたが変わらなければ何も変わりません。あなたの人生はあなただけに与えられたシナリオがあり、課題(カルマ・困難)があるのです。決して他人と比べてはいけません。
より大きな困難はよりレベルの高い魂に与えられているのであり、乗り越えた時の報酬(幸せ)もより大きいのです。自分に与えられた困難を他人と比べて欠点のように考えてはいけません。レベルの高い学校の入学試験ほど難易度が高いのと同じことです。
「反省してはいけない」に書いた通り、決して自尊心を下げず、自分と他人を責めるのを同時にやめて下さい。自分や誰かを責めて問題が解決するということは決してなく、かえって逆効果なのです。自尊心が下がれば人はいくらダメだと自分でわかっていても悪い思考・行動がやめられなくなる悪循環に入ってしまうのですから。
決してあなただけではなく、多くの人がアルコールや薬物などの依存症になっています。競争社会・適者生存的な価値観の社会の中で、多くの人が自分も世の中も嫌いになり、自己嫌悪と厭世観の中で、大なり小なり何がしかの逃避手段というものに依存しているのです。
自己嫌悪と厭世観で死にたい気分になっている時に、それを忘れさせてくれるものと出会ってしまったら、誰でも手を出してしまうことでしょう。そして一度それを逃避手段にしてしまったら、誰にとってもそれを止めることは困難なのです。まずそこに対する自分や他の依存症の人たちに対する許しが必要です。あなたがもし許しを望むのであれば、少なくとも僕は創造主の代理としてあなたを許しています。
「一体あなたに何の権限があってそんなことを言うのか?」と思われるでしょうが、「罪と恥の存在意義」に書いた通り、許しというのは創造主から我々に与えられた最大の権利移譲であり、逆に人を責めることは最大の越権行為なのです。森羅万象は創造主の意図により生み出されているものなのですから。
あなたが聖書を読んでいるのでしたらご理解いただけると思うのですが、この人生という壮大な神話のストーリーの最も根源的な部分には「罪と許し」というテーマがあり、許しこそが愛なのです。創造主は人が過去を悔い改め、許しを願った瞬間に許してくれます。そして許された罪の大きさの分だけ人を許し、愛して下さい。あなたの罪を責めて許さないような人たちでさえも。
あなたが自分のせいだと思っている依存症も、ちゃんと理由があって創造主があなたに与えた課題なのですから、自分や誰かを責めるよりもまず許すことが大事なのです。
ゲームのバイオハザードでゾンビが出てくるのはプレイヤーのせいではありません。あなたが過去にやってしまったことは、あなたの人生というゲームの設定・伏線のようなものであり、必然であり、課題なのです。だから自分のせいだと考えて過去を嘆いたり責めたりするよりも、そこを起点にどうすればより良い未来(シナリオ)を選択できるか(ゴールに近づけるか)を考えなくてはいけません。この人生のゴールというのは覚りであり、幸せであり、解脱・アセンション(次元上昇)なのです。あなたが今どんな状況にあろうと、そこを目指さなければなりません。
そしてあなたの人生という映画の主役はあなたであり、すべてがあなた次第に創られています。「男はつらいよ」の寅さんのように、映画の中においてはしがない庶民でどうしようもない落ちこぼれのように思えても、それはそういう設定・配役なのであり、すべて(心の中まで)常に見られ記録されているのです。シナリオや配役に文句を言って全力で使命を果たさないようでは、監督である創造主の愛は受け取れません。例えどれだけみじめなストーリーになろうと最後の最後まで演じ切る覚悟が、あなたをきっと悪いカルマから解放してくれることでしょう。「自殺・安楽死するとどうなるか?」に書きましたが、決して自殺など考えないで下さいね。
信心がない人に創造主の存在を信じてもらうことはとても難しいことなのですが、あなたが既に神を信じていらっしゃることは非常に幸いなことです。
そしてあなたが既に生活保護を受けていることも幸いなことです。「人様に迷惑はかけてはいけない」という洗脳により変なプライドに捉われて他人の力を借りることを恥だと思うような人を救う方が難しいですから。実際、日本のホームレスは他人の力を借りることを恥だと思って生活保護すら頼れない人が多いのです。そういう人たちに僕の言葉を伝えることは困難を極めます。あなた=世界なのであり、すべての存在は支えあって関係性の中で生じているのですから(仏教の縁起思想)、自立など目指さず、人を頼り人から頼られるような人間になることを目指して下さい。あなたが依存症を克服したら、いったいどれだけの人が勇気を与えられることでしょう?
また、徹底して断捨離して生活をミニマムにして下さい。生きるのにお金がほとんど要らなくなれば、生活・将来の不安は軽減されます。そして今はアルコールや薬物を買うお金がなくなるまで、どんどん他人のために寄付したりしてお金を使って下さい。そのようにして仏教における六波羅蜜を日々実践することです。他人のためにどんどん無償で奉仕して下さい。そうしているうちにエゴを少しずつ乗り越えられるようになります。苦しみの根源がエゴなのですから、そこから離れることができたらどんどん幸せに導かれていきます。
そうして「自分大好きエピソード」をどんどん積み上げていって下さい。鬱の時は自分の嫌な部分や嫌な思い出だけを選択的に思い出して何度も反芻して追体験し、自分を大嫌いになる高速回路が出来上がってしまいます。エゴに捉われれば捉われるほど人は段々と自分を嫌いになるのです。そうなればアルコールや薬に逃げたくなるのは当然のことです。カンダタが蜘蛛を助けたように、あなたが他人の為に無償で尽くし「自分大好きエピソード」を積み上げれば、自己嫌悪の高速回路を断ち切ることができます。そして神の視座から自分を見た時に「この人には欠点が多くたくさんの過ちを犯してきたけど、今はこんな良いこともしてきたのだから、絶対に悪い人間ではない。どんな欠点や過ちがあっても許してあげたい」と自分で思えるようになっていきます。
いきなり完全に断酒・断薬しようとしても恐らくうまくいかないでしょうから、まずは曜日を決めて、飲むのを週1回にして下さい。それから隔週⇒月一ぐらいに減らしていって下さい。期限の決まっていない「死ぬまでの我慢」というのは誰にとっても耐え難いものです。だからまず最初は断酒・断薬状態に体を徐々に慣らしていく必要があるのです。
結局、薬物にせよ何にせよ依存症というのは、本人が本気でやめたいと思わなければやめることはできないものなのだと思います。坂口安吾の「堕落論」の如く、堕ちきらなければ這い上がれないものなのです。あなたが既にもう堕ちきって本気でお酒や薬物が嫌になったのなら、きっとやめることができることでしょう。逆にまだやりたい気持ちがあるのなら、今はまだやめることが難しいかも知れません。
ダルクのような更生施設は実際に見たことがないのでおすすめしていいかどうかはわからないのですが、同じ悩みを抱えた人同士で許し合い励まし合うのは良いことだと思います。なかなかまだ依存症から抜け切れていないうちに健常者と良いコミュニケーションを取ることは難しいでしょうからね。でもめげずに人とコミュニケーションをとって「誰でも自信満々になれる方法」に書いた通り出会った人を例外なく無条件で心からの笑顔で接し、尊敬し、感謝し、許し、愛せるように日々努力してみて下さい。
アヤワスカはアルコール・薬物の依存症に対して効果があるケースが非常に多く、私の友人の何人かもアヤワスカによって深刻なアルコール・薬物依存症から立ち直っています(時間がかかった場合が多いですが)。だから本当はあなたにブラジルまでアヤワスカの儀式を受けに来ていただきたいのですが、生活保護受給中で旅費を貯めるのはきっと難しいでしょうから、内密にアヤワスカ・アナログ(疑似物)を提供してくれる人を探すか、作り方を調べて自作してみて下さい。そしてできれば信頼できる人に見て貰いながら決して無理のない量から始めて下さい。現在の日本ではアヤワスカは違法なのですが、既に違法薬物に手を出している人なのですから抵抗はないでしょう(笑)。
それでは、あなたの幸せを心から祈っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿