ブルーハーツの歌詞

【質問】
私は、人生で大切なことはブルーハーツから学べると思ってる23歳男性です🙇‍♂️

Shinyaさんのnoteの記事を楽しく拝見してたら、ブルーハーツの画像が使われてたんで、もしブルーハーツの歌詞とかに対する知見があるのならお聞きしたいです。と言ったライトな質問です💦

 【回答】
あはは。基本的に僕の質問箱は相談箱ではあるのですが、質問はライトでもヘビーでも全然嬉しいです。

「知見」って言われると何か高尚な感じがしてお答えしにくいんですけど（笑）、僕はモロにブルーハーツ世代ですから、好きな曲・歌詞はいっぱいありますよ。20代後半ぐらいからはほとんど聞かなくなっちゃいましたけど、学生時代はよく聞いて励まされていたクチで、青春を彩ってくれたバンドであり、そのブルーハーツがあなたの世代にも愛されていることがとても嬉しいです。音楽を通じて世代を超えて繋がれるのは素晴らしいことだと思います。

リンダリンダ・Train Train・情熱の薔薇のBIG３を始めとして、ロクデナシ・青春・青空・ラインを越えて・終わらない歌・僕の右手・人にやさしく・ダンスナンバー・ハンマー・英雄にあこがれて・世界の真ん中・キスして欲しい、なんかが曲も歌詞も好きです。

さすがにその好きな曲の歌詞の一節一節についてまであれこれとここで言及するのは無粋な感じがしますし、非常に長くなって面倒でもあるのでしませんが、もし将来実際に僕らが出会う機会があったら、きっとそんな話もしましょうね。
「もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら、そんな時はどうか愛の意味を知って下さい」

やっぱり幼少期から個性が強くて、どうやってもはみ出して浮いてしまって、人間関係が苦手で、人に嫌われ仲間外れにされ、バカにされていじめられ、恋愛も失恋してばっかりで、人を傷つけ傷ついて、自分も他人も人生も世の中もすっかり嫌になって挫折したような経験がいっぱいあるほど、彼らの曲を通じて共感し合えるような感じがします。そしてそういう経験は共感し合い愛し合うために天から与えられたものであるということにも気づかされます。そう考えるとトラウマ級に嫌な思い出も含めて、出会ったすべての人・すべての出来事に感謝したくなります。

もちろん今もブルーハーツを尊敬し愛しています。ただ解散してからの彼らは「過去は振り返らない主義」「今の自分たちを見て欲しい」みたいな感じでブルーハーツ時代の楽曲を頑なにやらずに通していて、ファンの方でもそれを「彼ららしい」「カッコイイ」みたいに評価・支持する声も大きいみたいですが、個人的にそれはものすごく残念なことだと思っています。多くのファンが喜んでくれるってわかってることを己の美学を優先してわざわざずっとやらないままでいるっていうのは、ね。マイケル・ジャクソンみたいに徹底して「ファンが一番見せたいものを見せる」っていう美学の方が僕は好きです。ライブでは常にそれまでの全時代を通じて人気がある曲を選んでる感じでしたからね。過去にしがみついてるように思われても、古臭いとかベタだとか思われても、ファンを喜ばせるためならそんなの全然関係ないっていう彼の姿勢はカッコ良かったです。

他にも10～20代前半（90～00年代）の邦楽で好きなアーティストはいっぱいいます（洋楽もたくさん良いのがありますけど）。ぜひ色々聞いてみて下さいね。