2022年6月19日日曜日

最後まで行けなかった女性を思い出す

【質問】
いつも拝見させて頂いております。とても感謝しています。存在して頂き、ありがとうございます。今回ご質問させて頂きたいのは自分と過去に縁があった人の記憶とどう向き合うかについてです。

ストレートにお伝えすると、SEXする直前まで関係が進行したけど自分の勇気がなくて最後までいけなかった女性の事などを毎日の様に思い出してしまいます。今付き合っている彼女とSEXしている時にその過去の女性の顔を思い浮かべたりすることもあります。現実には今この瞬間しか無いと感じていても思考に囚われた時に原因を見ると、毎回女性関係の記憶で持って行かれているな〜という感覚です。

真也様のnoteにあった反省せずにすぐに切り替えるお話も読んだのですが、女性の過去の記憶だけは全然切り替えれず・・・。これはどう言う状態なのか知りたく質問させて頂きました。

【回答】※9月3日更新
ご質問ありがとうございます。多分、程度の差こそあれ、男性なら誰でもみんなそういう「あの時ヤっておけば良かった」という後悔はあると思います(天津木村調)。

もちろん僕もたくさんあります。夜中に女性を部屋まで連れ込んで二人きりなのに結局何もしなかったことなど多々ありますから。まぁあなたのようにそれを毎日思い出したりは全然しませんけども(笑) たまに何かをきっかけにしてふとした瞬間に思い出されることはあります。

女性側はそのように「最後まで行っておくんだった」と強い後悔と共に思い出すことはきっとあまりないでしょう。女性は基本的には将来に繋がらないその場限りの関係を求めていませんからね。逆に「ヤらなければ良かった」という後悔の方が圧倒的に多いのではないかと思います。

不思議ですよね。最後まで行けそうで行けなかった女性のことは思い出すのに、最後まで行ったけど交際には至らなかった女性のことは名前どころか顔を思い出すのも苦労するんですから。もしあなたが「勇気を出して告白していれば付き合えたかも知れないのに」ではなく、ただ単に「最後までヤっておくんだった」と後悔しているのなら、多分実際にヤっていたらその人を思い出すこともなかったでしょう。

SEXとは肉体的欲求と精神的欲求、つまり愛情欲求や承認欲求(自尊心欲求)を同時に満たすものであり、それは誰にとってもあまり変わらないと思います。

しかしあなたは今現在パートナーがいるのに、ヤり損ねた女性を思い出して仕方がなくなっているのは、恐らくSEXを承認欲求充足のための手段として考えているところが大きく、悪い言い方をすると女性を自尊心を満たすための踏み台として考えているからではないでしょうか?よりたくさんの女性に性的に受け入れられることが自尊心を高める手段となっているわけでしょう。それは他者評価依存なのです。

そういう「抱いた女の数が男の甲斐性」みたいな考え方だと、SEXがゲームのゴールになってしまい、今のパートナーは自尊心を満たすという目的ではすぐ用済みになって、SEXしても心が全然満たされることはないような気がします。そしてすぐにパートナーに飽きて、逃がした魚の大きさへの執着が止まらなくなり、パートナーへは「釣った魚には餌をやらない」的な感じになって関係がうまくいかなくなってしまうでしょう。

男性の播種本能と自尊心欲求をたくさんの女性とSEXすることで満たそうとし続けることはキリがありません。どんなに美人で魅力的な人気女優さんたちなんかでも結局みんなモテる旦那を捕まえてほぼ例外なく浮気されまくります。オードリー・ヘプバーンですらそうでしたから、どんな素敵な女性と一緒になっても男性が完全に満足することはないのです。

そして一般的には年齢と共にたくさんの女性と関係を持つことは、結婚や性的魅力の衰えや社会的な立場など色んな意味で難しくなります。無茶をすれば人生が崩壊するでしょう。男性はみんなそれがわかっているから、たくさんの女性と関係を持ちたい願望を内に秘めつつ、叶えられずに鬱屈してしまうのでしょう。そして「若い時にもっとヤっておけば良かった」と悔しい思いが止まらなくなってしまうのではないでしょうか?

しかし人生はRPGであり、すべての出来事はクリエイターによってプログラム済みなのです。あなたは最後まで行けなかった原因を勇気のなさのせいだと思っているようですが、最初からそういう縁(運命)がなかっただけです。縁があってお互い本気で性的に求め合っていたら、最後まで行けなかったなんてことはありえないのです。ヤり損ねた女性はヤクザの夜店のクジのように、単なる「釣り」であって最初から当たりなどなかったのだと思って下さい。実際それは事実ですから。SEXに限らずすべては縁なのです。そしてそういう後悔の経験も男の人生には必要な味です。どうか何事も「自分の魂の成長の為に常にベストなものが与えられている」と知って下さい。あなたの今のパートナーがあなたにとって絶対にベストなのです。

そしてSEXの時に別な女性のことを思い出すなんていうのは相手に対してとても失礼で悪いだけではなく、あなたはその胸中を相手に見せることはできないわけで、相手は本当のあなたを知らずに愛していることになり、全てを曝け出して心から愛し合っているわけではないのですから、それでSEXなんかしてもあなた自身が寂しく空しくなるでしょう。内心では飽きて見下しているような相手とSEXしても全然自尊心が満たされなくて苦しむことになります。そして知らず知らず相手をぞんざいに扱っているうちに相手からも愛されなくなってしまうかも知れません。

もしそのようになりそうな状態にあるのなら、根本的なところから考え方を改めて成長しなければ、幸せになるのは難しいと思います。

まず根本的な原因は自尊心の低さにあると思うので「誰でも自信満々になれる方法」で、もっと無条件に人を愛して下さい。そうすれば愛されて自尊心が高まり、SEXで自尊心を満たす必要はなくなりますから。SEXで自尊心を満たそうとし過ぎる根本的な原因は他者評価依存なのです。

因果(原因と結果)は循環するものであり、自分自身を尊敬できない人は、自分で自分を評価しても少しも嬉しくなれないために他者評価に依存し、結果として特に異性から評価されないことにひどく傷ついて自尊心が下がり、それを補うためにキリなく女性と体の関係を求め続け、それはいつか破綻するのです。

そのような因果(カルマ)を解消できるように、愛にしろ尊敬にしろ感謝にしろ、相手に対して求めて満たされようとするのではなく、ひたすら無償で与え続ける喜びに目覚めて下さい。もちろんこれは恋愛やSEXに限った話ではなく人間関係全般の話です。あなたは与えれば与えるほど相手が価値ある存在になり、どんどん愛おしくなり、あなた自身が満たされ、お互いに幸せになるのですから。目の前の人を全力で愛しましょう。

結局、「他にもっと良い人がいるのでは?」と考える人というのは、与えられた出会いを自分にとってベストなものと信じて出会いに感謝していないのであり、それは目の前の人を全力で愛さないことにつながりますから、不幸に招かれるのが当然なのです。相手を通じて己に与えられている課題(課題)を相手が解決すべき問題と考えて逃避しては成長するわけありませんしね。これも恋愛などに限った話ではありません。

出会いを自分にとっていつもベストなものが与えられていると信じて心から感謝し、どうすれば相手の自尊心が上げられるかを考えて日々実行し続けて下さい。基本は人の存在に無条件で心から感謝し、尊敬し、愛し、心からの笑顔で接することです。相手は天からあなたのために使わされた人生という物語の共演者なのですから。
そして相手の話を丁寧に聞く事です。つまらない話ほど真剣に聞いて下さい。人はつまらない話を真剣に聞いてくれる人に大事な話をするものだからです。相手の話を良い悪い・正しい間違ってる・面白いつまらないなど、一切のジャッジをせず、経験とその気持ちを共有・共感することを目的化して下さい。

どうか今のパートナーを創造主があなたの成長にとってベストだから与えてくれた相手だと信じて、どんどん尽くして大切にしてあなたにとって世界最高の女性にして下さい。そうすれば相手は世界で最も幸せな女性になり、その人から愛されるあなたは世界で最も幸せな男性になります。


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